内容説明
2000年6月10日メス親が失踪。そして17日、それまで孤軍奮闘で餌を運んでいたオス親も姿を見せず、巣穴には7羽の雛が取り残された。そのままでは雛が死んでしまう。自然のままに放置すべきなのか。救出を決断!3時間をかけて瀕死の7羽を救出。しかし、弱った雛たちの世話などできるのだろうか?試行錯誤の連続となった保護飼育から放鳥へ。本書は、この里親体験をはじめ、21年間にわたるカワセミ調査の集大成。
目次
第1章 都心のオアシスに帰ってきたカワセミ
第2章 カワセミのプロフィール
第3章 調査方法の変遷と教育普及の活動
第4章 カワセミの繁殖生態
第5章 保護飼育への挑戦―雛の里親体験
第6章 八王子からのSOS
第7章 不気味な黒い影―外来魚の密放流
第8章 未知の世界の探求
第9章 産室内の雛の行動
第10章 21年間のまとめと今後の課題
著者等紹介
矢野亮[ヤノマコト]
1943年満州生まれ東京育ち。東京教育大学農学部林学科卒業。1969年より国立科学博物館附属自然教育園に勤務、2008年定年退職、現在名誉研究員。関東学院女子短大・大学非常勤講師、日本鳥類保護連盟評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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