• ポイントキャンペーン

天文台の電話番―国立天文台広報普及室

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784805206737
  • NDC分類 442.1
  • Cコード C0040

目次

天文台の電話番
日の出、日の入り
夕暮れの木星、金星の接近
国立天文台と広報普及室
二〇〇〇年、うるう年と二一世紀
七夕祭り
電話当番の学生
春分の日
ある日の広報普及室
参考文献類
マスコミの電話取材
午前一二時?午後一二時?
サーターアンダギー
失敗
広報普及室のこれまで
電話の大混雑
月に関してのいろいろ
旧暦と年号
答えたくない質問
天文学者になりたい
苦労する質問
困った人々
天体の名前
スリランカからの手紙
理科教育と天文学

著者等紹介

長沢工[ナガサワコウ]
1932年生まれ。栃木県立那須農業高等学校(定時制)卒業。東京大学理学部天文学科卒業。東京大学大学院数物系研究科天文コース修士課程修了。理学博士。東京大学地震研究所勤務。1993年定年退官。現在国立天文台広報普及室勤務。首な著書に『天体の位置計算』『天体力学入門(上・下)』『流星と流星群』『日の出・日の入りの計算』(以上、地人書館)『パソコンで見る天体の動き』(共著、地人書館)『流星(I,II)』(恒星社厚生閣)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

43
最前線の専門知識と、世間が知りたい事柄との差は大きい。旧暦についての質問などは、その象徴だろう。「国立」であるから、立場上旧暦を答えられない(19世紀に国が廃止した)。ではどうするか? などなど。普及室の電話応対は全部昼間だが、私は勝手に夜の天文台で電話に応じる場面を脳裏にうかべていた。やはり「天文学」の固定されたイメージにとらわれていたのか。2018/07/07

さき@merry

19
質問をテーマとして一般人にも良く分かるように天体の知識を教えてくれるのかなー、と期待して読んだが、「こんなバカな人が電話してきた!」「もっと調べてから質問してこい!」といったような(もっと丁寧な口調だが)愚痴が多くて残念だった。実際に電話をかけたことのある人が読んだら、大半が嫌な気持ちになるだろう。2017/07/28

しーふぉ

15
いろいろな電話がかかって来るもんだ。小惑星の名前にカメンライダーやフジオカがあるとは。2021/09/09

ほっしー

11
国立天文台広報普及室で天文・宇宙に関する一般的な質問を電話で受けつけている著者が書いた本。日常の仕事内容がわかりやすく書かれており、著者の個人的な思いも伝わってくる。最も印象的だったのは「失敗」について書かれた項目。これだけ素直に間違えを認める記述があったのは少し意外だった。また、困った人たちの記述も率直で興味深かった。本書は2000年に書かれたもの。簡単な質問はインターネットで調べればすぐにわかるから、現在の電話質問の利用者は減っているのかなと少し気になった。2015/06/09

unusb

2
国立天文台広報普及室に勤めていた方が執筆された、電話番に関する一冊。なんとも苦労の絶えない質問に応対する一方で、天文学を志す若い人へ夢と希望を与えることを忘れない筆者は、どこか掴みどころがなく、文体も読んでいて面白い。私も同じような仕事をしているため、共感するところもあった。特に、電話番の心得として、こちらから電話を切らない、質問者とけんかをしない、質問に答えられなくてもよい、わからないことはわからないという、という考えは非常に参考になった。個人的にオススメの一冊である。2017/04/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/413505
  • ご注意事項

最近チェックした商品