大学は何を学ぶところか

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  • サイズ B6判/ページ数 178p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784805206461
  • NDC分類 377.04
  • Cコード C0037

内容説明

大学全入時代がささやかれる今日、大学教育の内容に再検討が要請されてくるのは必然の成り行きで、大学における学生への教育と、教員による研究のあり方について、あらためて考え直すよう迫られている。また、入学試験制度の多様化や、高校や予備校による進学指導体制の強化などによって、高校時代での勉学結果と大学におけるカリキュラムとの間には、大きな隔たりが生じてしまっている。本書では、一大学の当面する問題としてではなく、大学に学ぶ人たちと大学における教育と研究、また、それに関連するいろいろな問題について、私が構想し、こうありたいと願っていることがらについて語ることとした。その際、未来ある若い大学生や、これから大学で学ぶことになる人たちにとって、大学で学ぶ期間がどのような意味で大切なのかについて、著者自身の経験を含めながら考えを述べることにする。

目次

第1章 はじめに―何が問題か
第2章 大学は誰のものか―学生あっての大学
第3章 学生は何を学べばよいか―出会いの妙
第4章 人間の資質とは―文系、理系と区別する迷信
第5章 自由と威厳―人を作るのは誰か
第6章 人生はたった一回の試行
第7章 悪と道徳的規範
第8章 創造力と想像力
第9章 今、何をなすべきか

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