目次
序 百年前―1879年ごろの物理学
1909年のザルツブルク―物理学の革命
特殊相対性理論―空間と時間の変換
アインシュタインの量子論の概念―自然は飛躍する
ラウエのダイヤグラム―エックス線干渉の発見
科学の首都ベルリン―物理学の黄金時代
オットー・ハーンとリーゼ・マイトナー―ドイツ放射能研究の創立
カイザー・ヴィルヘルム協会―「ビッグ・サイエンス」の夜明け
一般相対性理論―大宇宙の調和
1920年代―量子論の完成
夜、私はドイツのことを考える―学問上の「権力掌握」
第三帝国下の物理学と政治―ユダヤ系の人々の彷徨
原子時代の扉―物理学が世界史になる
再建―マックス・プランク協会の設立
アインシュタインとドイツ人―過去の克服
核エネルギーの政治的問題―人類の希望と脅威