内容説明
ファシズムとは何か?という、古く常に新しい問いに挑む。ファシズムは如何に認知され、何故増殖していくのか。個人独裁論では捉えられない政治要因を考察し、政権を奪取したファシズム体制がその本質を顕現させていく「戦争」について、グローバルな枠組・比較の観点から論じる。新たなファシズム解釈とその政治利用、ポピュリズムへの接合という今日的テーマに迫る。
目次
第1部 ファシズムの滑走路(ファシスト政権に至るナショナリズム―イタリアのアフリカ侵出背景;ファシズム体制の権力構造―ファシスト新外交の展開;枢軸勃興のグローバル基礎―ヨーロッパ・アジアをめぐる帝国主義と国際金融政策)
第2部 ファシストの戦争(エチオピア戦争とは何だったのか;サブリーダーたちの闘争;幻の国際義勇軍;文学から見た戦争―エチオピア戦争と日中戦争をめぐって)
第3部 第二次世界大戦後のファシズム認識(二つのファシズム論―丸山眞男とレンツォ・デ・フェリーチェ;戦後ファシズム観の相克―イタリアにおける戦争の記憶;イタリア版劇場型政治―現代ポピュリズムの起源)
著者等紹介
石田憲[イシダケン]
1959年東京生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。博士(法学)。大阪市立大学法学部助教授、千葉大学法経学部助教授、同教授を経て、2025年より千葉大学名誉教授。専門は国際政治史、日独伊比較研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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