感想・レビュー
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BLACK無糖好き
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デタントから新冷戦への変容を、アメリカのカーター政権の安全保障政策、並びに通貨や金融、エネルギー問題を絡めて分析している。イラン革命やソ連のアフガン侵攻が、当時アメリカが直面していたドル防衛の問題や石油危機にどのように影響を与え、また、カーター政権内部でどのような情勢認識を元に対応してきたのかを詳細に検討している。注目は、カーター・ドクトリンに内在するドル危機への対応の側面を明らかにした点。グローバル化した金融に対する米ソの認識の違いがデタント崩壊の要因であったという新たな視座の提示。2025/02/01