ぼくトリ

シャベール，イングリ【著】〈Ｃｈａｂｂｅｒｔ，Ｉｎｇｒｉｄ〉/グリディ【絵】〈Ｇｕｒｉｄｉ〉/ビナード，アーサー【訳】〈Ｂｉｎａｒｄ，Ａｒｔｈｕｒ〉

千倉書房（2022/02発売）

• サイズ A5変判／ページ数 40p／高さ 22cm
• 商品コード 9784805112519
• NDC分類 E
• Cコード C0078

内容説明

学校がはじまった。あたらしいクラス。あたらしいクラスメート。ぼくはビビッときた。こんなきもち、はじめてだ。

著者等紹介

シャベール，イングリ［シャベール，イングリ］ ［Ｃｈａｂｂｅｒｔ，Ｉｎｇｒｉｄ］
作家。１９７８年、南フランス生まれ。２０１０年ごろから絵本をつくり始め、これまでに１００冊ほどの作品を世に出している。ここ数年は、コミックの原作にも力を注ぎ、キャロル・モレルとともに波の世界をえがいた作品『Ｗａｖｅｓ』は、ヨーロッパで広く読まれ、ハーベイ賞のコミック部門に選ばれた

グリディ［グリディ］ ［Ｇｕｒｉｄｉ］
画家。１９７０年、南スペイン生まれ。セビーリャ大学美術学部絵画学科で学ぶ。２０１４年に第７回サン・ジョアン・ダ・マティラ国際イラストレーション大会で優勝。絵本を多数刊行し、『Ｅｌ　Ｒｅｂａｎｏ』でマドリード書店組合の最優秀絵本賞を受賞。書籍のイラストのみならず、芝居やダンスパフォーマンス、人形劇などのポスターも手がけている

ビナード，アーサー［ビナード，アーサー］ ［Ｂｉｎａｒｄ，Ａｒｔｈｕｒ］
詩人。１９６７年、アメリカ北部ミシガン州生まれ。コルゲート大学で英文学を学び、卒業と同時に来日、日本語での詩作を始める。詩集『釣り上げては』（思潮社）で中原中也賞、『日本語ぽこりぽこり』（小学館）で講談社エッセイ賞、『ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸』（集英社）で日本絵本賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Willie the Wildcat]

ブックカフェで手に取った一冊。どうりで大人の場所に立てかけてあったのか～と納得のストーリー。背中を後押しするために多少誇大表現かもしれませんが、相手の目線、そして「心」。迎えたハグの場面、グッとくる。「心」に応えた瞬間。温かい。方法論は別として、相手のことは知りたいし、知れば寄り添いたくなるのも自然。良い意味で、表紙の絵に騙されました。

2023/02/26

[ベーグルグル （感想、本登録のみ）]

鳥好きなので、トリっていう事で読んでみたら、意外にも甘酸っぱい恋のお話でした。相手を知ろうとする姿、好きな相手のために一生懸命頑張る姿は、愛おしくエールを送りたくなりました。翻訳はアーサービナードさん。

2022/07/13

[ヒラ[e-mail]]

恋をするってこんなことなんだろうなと、くすぐったくも、懐かしくも思います。 好きになった人のためにピエロになってしまう自分。 彼女の一番好きなものになりきろうとする自分。 自分が鳥になるなんて、滑稽かもしれない、非常識かもしれないけれど、恋は一途なのですね。 このトリッキーなトリ作戦の結果は…。 素晴らしいラストシーンです。

2022/07/18

[ヒラ[e-mail]]

好きな人の好きなものになりたい、なんとピュアで純情で一直線の恋心でしょうか。 恋のためならピエロにだってなれるのです。 ラストが眩しい絵本です。 これほどにハッピーな展開ばかりではないと思いますが、行動しなければ大切なものをトリ逃してしまいますよね。

2023/02/03

[ヒラ[e-mail]]

【再読】大人のための絵本

2022/07/25