出版社内容情報
不確実性に覆われ、閉塞する世界。国家が不安定化する中で経済を再び起動するため、個人と企業に出来ることとは何かを提示する。
第1章 民主主義・市場メカニズム国家の行方
第2章 独裁主義・開発メカニズム国家の行方
第3章 危機を頻発する全球システム
第4章 国家システムおよび全球経済システムの再組織化
【著者紹介】
元・三菱商事・地球環境インフラ事業開発・排出権事業・顧問
内容説明
いま、求められているのは全球経済システムに世代を超えた経済公正性を組み込む国家のあり方である。
目次
第1章 民主主義・市場メカニズム国家の行方(ケインズの予言;「小さな政府」と「大きな政府」 ほか)
第2章 独裁主義・開発メカニズム国家の行方(北京コンセンサス;中国の開発メカニズム ほか)
第3章 危機を頻発する全球システム(ソブリン債務危機と地方「国家」;全球市場を覆うモラルの危機 ほか)
第4章 国家システムおよび全球経済システムの再組織化(共同体のパフォーマンス;パフォーマンスの星座 ほか)
著者等紹介
増田正人[マスダマサト]
1960年神奈川県生まれ。1983年に一橋大学経済学部(塩野谷祐一ゼミ)を卒業し、日本興業銀行(現みずほコーポレート銀行)に就職。香港中文大学留学を経てデリバティブ(金融派生商品)取引に従事し、国際金融業務(アジア向けのソブリン・ファイナンス、ストラクチャード・ファイナンスなど)、投資銀行業務、本部リスク管理業務などに携わったのちに同行を離れる。日本政策投資銀行、国際協力銀行などによるアジア初の炭素ファンド創設に助言し、同ファンドの常任顧問として炭素削減プロジェクトの開発に尽力するとともに、東京大学・大学院(新領域創成科学研究科・国際環境協力学)の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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