感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜長月🌙@新潮部
74
「まってる」だけで語られる人生。こんなにも私たちはいろいろなことを待っていたのです。そしてただ一つ「まってはいなかったものも」あります。とりとめのない話のようでしたが明確なストーリーが見えてきて私も同じだと心温かくなりました。2023/05/07
gtn
61
「待つ」ということは希望の裏返しでもあり、救いを乞う行為でもあることが分かる。2019/10/14
けんとまん1007
55
とても深い、奥行きのある1冊。絵本であり、哲学書でもある。読む人の数だけ、とらえ方がある。待ってる。待っている対象(人・こと)がある。待っている対象があるのは、素晴らしいこと。そして、つながっていく。2019/10/25
momogaga
54
【おとなこそ絵本を】以前からずっと気になっていた本です。赤い糸が物語を紡いていきます。読み終わった後、何人かの顔が浮かびました。今度会いに行きますから。2016/02/22
リコリス
49
運命の人、わくわく楽しい日、絡まってしまった時、待ち遠しい日々、生と死、希望。冷たく暖かく痛く優しくせつなくほのぼのと…ページをめくるたび赤い刺繍糸がこれほどまでに表情を変えるなんて。読んだ後じんわりと余韻に浸ってしまう大人のための絵本。「まってる」という言葉の意味を深く感じてしまった。2017/10/08