内容説明
チェーンストアは集権的な構造を特徴とするためにどの国でも同じように見えるが、注意深く観察すれば経営方式が少し違っている。わずかな差異が各国の人材開発の方式を解釈するのに大きな意味をもつことがある。本書はそこに焦点を当て、仕事経験をたずね歩くという地道な作業に基づいて解明を試みた。
目次
第1編 序論(課題と方法;チェーンストア経営の特質)
第2編 日本企業の分析(日本の分析業態と人的資源の特徴;スーパーマーケット(SM) ほか)
第3編 国際比較分析―フランス、イギリス、アイルランドの諸企業との比較(西欧の分析業態と人的資源の特徴;採用と昇進 ほか)
第4編 結論(要約、意味、将来の方向)
著者等紹介
本田一成[ホンダカズナリ]
1965年愛知県一宮市に生まれる。1990年法政大学大学院社会科学研究科経済学専攻修士課程修了。現職は日本労働研究機構研究員(経済学修士、経営学博士)。専攻は人的資源管理論、組織行動論、経営組織論、労使関係論。「チェーンストア企業における男子正社員のキャリア」、『日本労働研究機構研究紀要』第4号、1992年(労働問題リサーチセンター・冲永賞)、「チェーンストアにおけるパートタイマーの基幹労働力化と報酬制度に関する実証的研究」『経営情報』8月号、2002年(チェーンストア経営研究センター・多田賞)等、学会誌、学術誌、専門誌掲載の小売業に関する論文多数
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