内容説明
今日、地球環境問題が様々に報告され、それに対する対策も講じられてきている。その一方で、経済は終りなき拡大を続けており、環境悪化の流れは変わってはいない状況にある。これまでの流れを大転換しなければ、破局が避けられないことを予測する研究も多く見られる。環境と経済を両立させ、持続可能な社会を構築していくために残された時間はそれほど多くはないともいわれている。本書は、そのような現状を踏まえ、とくに企業、また私たち1人ひとりの生き方という視点から、根本的解決に向けて何が求められるかを考察しようとしたものである。
目次
地球環境問題の現状と今後の課題
企業の環境対策のためのフレームワーク
企業の環境への事前的取り組み
企業の環境対策と取り組み段階―D.K.デントンの「環境ホイール」モデルを中心として
企業の環境マネジメント
「ナチュラル・ステップ」の理念・活動
ゼロエミッションとその取り組み
ザ・ボディショップの環境への取り組み
ディープ・エコロジーについて―アルネ・ネスの所論を中心として
深刻化する地球環境問題の解決策
21世紀におけるパラダイム転換―地球環境問題の根本的解決に向けて
まとめにかえて
著者等紹介
中丸寛信[ナカマルヒロノブ]
1948年山口県生まれ。1970年広島大学工学部卒業。1976年神戸大学大学院経営学研究科博士課程単位取得。現在、甲南大学経営学部教授
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