内容説明
本書は市場の効率性をめぐる問題を行動ファイナンスの視点から論じることと、情報に対してわが国の株式市場が効率的に反応するかどうかを検証することを目的としている。本書の第1部で行動ファイナンスを中心に取り上げ、第2部でわが国のデータを使った実証分析をおこなっている。
目次
第1部 株式市場と行動ファイナンス(市場は効率的か;行動ファイナンスの基礎理論;株式市場の過剰反応・過小反応と行動ファイナンス:アメリカのサーベイ)
第2部 わが国における実証分析とファイナンスパズル(株価の過小反応と予想外利益情報;株式市場の過剰反応分析;株式市場の過剰反応は利益情報で説明できるか;株価は利益情報に過剰反応するか;株価情報と株価変化情報)
著者等紹介
城下賢吾[シロシタケンゴ]
1955年長崎県長崎市に生まれる。1978年長崎大学経済学部を卒業。1980年山一証券退社。1987年神戸大学大学院経営学研究科博士課程単位修得後、広島経済大学講師。現在、山口大学経済学部教授
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