内容説明
会計方針の多様性をテーマに、それに関わる経営者の論理と投資者の論理の両方に焦点を当てたことが、本書の第一の特徴である。会計方針の多様性が株式市場においてどの様に評価されているのかを、企業間差異、期間的差異、国際的差異という３つの側面に分けながら総合的に探究している。これが、本書の第二の特徴である。
目次
第１章 本書の問題意識と研究課題
第２章 経営者による会計方針の選択行動とその経済的動機
第３章 有価証券評価基準の企業間差異に対する株式市場の評価―銀行の１９９２年９月期中間決算をサンプルとして
第４章 外貨建短期金銭債権債務の換算方法の企業間差異に対する株式市場の評価―報告第４６号採用企業をサンプルとして
第５章 減価償却方法の変更に対する株式市場の評価
第６章 有価証券評価基準の変更に対する株式市場の評価―中間決算における低価基準の不適用をサンプルとして
第７章 会計基準の国際的多様性に対する株式市場の評価
第８章 米国基準利益に対するわが国株式市場の評価
第９章 結論と展望
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- 和書
- ラウンド進化論 〈下巻〉
