内容説明
本書はドイツ、とくに戦後の旧西ドイツにおける占領期から最近のドイツ再統一に至る年金保険の歴史的展開を主に制度史的観点から考察することを目的としている。また、ドイツの年金制度はその創設以来、租税方式ではなく、いわゆる保険方式をとっているが、そこで重視されてきた保険主義ないし保険原理について一定の考察を加え、戦後の年金保険史におけるその変容についても検討を行っている。
目次
第1部 現代ドイツの社会経済体制と年金保険の構造
第2部 第2次大戦前におけるドイツ年金保険の発展
第3部 第2次大戦後におけるドイツ年金保険の発展