内容説明
万人に愛されている「だるまさん」ですが、その由来や、お祀りの仕方などあまり知られていないようです。そこで当少林山達磨寺から「縁起だるま」が生まれましたので、「だるまさん」をより広く知っていただくために、小事典として本書を書きました。だるまの由来と広まり、そのモデルとなった禅宗初祖達磨大師とその教えなどを中心に、だるまにまつわる様々な話を記しています。
目次
第1章 だるまの歴史(原形は酒席の余興;酒胡子から不倒翁へ;京で流行った起上がり小法師 ほか)
第2章 高崎だるまの誕生(養蚕の守り神;願かけのもとは大仏開眼;全国一のだるま生産地 ほか)
第3章 達磨大師(禅宗初祖・菩提達磨円覚大師;達磨大師の人物像;王子の智慧くらべ ほか)
第4章 禅宗を知る(禅宗の流れ;栄西・道元以前の禅の伝播;日本の禅宗の成立 ほか)
著者等紹介
広瀬正史[ヒロセセイシ]
1954年、群馬県高崎市に生まれる。駒沢大学仏教学部仏教科卒業。黄檗山禅堂で修業後、宗務本院に奉職。現在、少林山達磨寺住職
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