内容説明
“ことば”は人柄をあらわすもの―うっかり口にしたひとことが、たいへん失礼になったり、思わぬ失敗を引き起こすということがよくある。「自分と相手方との距離を考えて」ことばを選び、「あいさつ」を大切にし、「生涯学習のキメ手」として聞き上手を身につける―名ジャーナリストとして著名な著者が、体験に基づく実例をあげながら、日常に役立つことばづかいのマナーを説く。
目次
1. ことばは民族の生命
2. 人間距離ということ
3. 人生のパスポート=おじぎとあいさつ
4. 美しいことば
5. ボン・ソワール(こんばんわ)
6. リーブ・ヴォール(元気でね)
7. 「お」の字をつける4原則
8. 「申す」と「まいる」
9. オフィス内で
10. アナタ
11. “マ”ということ
12. 話し上手より聞き上手
13. 二字目を張れ
14. ドモリと私
15. 早口と私
16. 友情の和文和訳
17. 「そうですよ」と「そうですね」
18. ほめことばは最後に
19. 奥様とお嬢様
20. ひとこと多い
21. “さん・君事件”22. 人の名前はドビンの取っ手である
23. 哲学的保険勧誘員
24. “無用の用”ということ
25. ことばのつぎ穂
26. 花嫁の父親
27. 小林秀雄のスピーチ
28. 方言と共通語
29. 美しい方言を
30. 受話器を前にして
31. むかし8年、いま40年
32. 生涯学習のキメ手=読書と耳学問
33. 二つの例
34. 生活時間の中の50%を有効に