出版社内容情報
双極性障害とも言われ、「躁」と「うつ」をくり返すこの病気との付き合い方がよくわかる。医師に確認すべきこと、自分の症状の正しい捉え方から、自分に合う薬の見つけ方、生活管理まで主体的に関わりコントロールしていく方法
内容説明
「躁」と「うつ」をくり返す疾患、「双極性障害」との付き合い方がよくわかる一冊。医師に確認すべきこと、自分の症状を正しく捉える法、自分に合う薬の見つけ方、生活管理のしかたetc.主体的に関わりコントロールしていく方法
目次
1 病気のあらまし 「双極症」と言われたら、まず医師に確認すべきこと(双極症とは―躁状態・軽躁状態と、うつ状態をくり返す;双極症とは―100人にひとり弱の割合で発症。病識がもてず治療継続が困難;診断の実際―2型の登場で双極症の診断は困難になった ほか)
2 病気の鑑別 これまでをふり返り、現状を正しく捉えなおす(ライフチャート―発症までのできごとをライフチャートでふり返る;鑑別(1) うつ病・統合失調症―よく似た症状があらわれるが、治療方針が違うので鑑別が必要
鑑別(2) 境界性パーソナリティ障害―鑑別は難しく、場合によっては両者を念頭に置きながら治療 ほか)
3 双極症の治療と受容 自分に合う薬を見つけ、穏やかな状態を続けていく(治療の見通し―早期発見、早期治療で寛解しやすくなっている;治療への心がまえ―「治療の主人公」だという自覚をもって治療にのぞむ;治療の流れと目標―自分に合う薬を見つけ、寛解状態を長く維持する ほか)
巻末 双極症の患者さんのご家族&周囲の人へ
著者等紹介
加藤忠史[カトウタダフミ]
精神科医。順天堂大学医学部精神医学講座教授。1988年東京大学医学部卒業。同附属病院にて臨床研修。1989年滋賀医科大学附属病院精神科助手、1994年同大学にて博士(医学)取得。1995~1996年文部省在外研究員としてアイオワ大学精神科にて研究に従事。1997年東京大学医学部附属病院精神神経科助手、1999年同講師。2001年理化学研究所脳科学総合研究センター(2018年より脳神経科学研究センター)精神疾患動態研究チーム・チームリーダー。2020年より順天堂大学医学部精神医学講座/大学院医学研究科精神・行動科学/気分障害分子病態学講座教授、順天堂大学気分障害センター・センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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