内容説明
“お利口さん”になろうと、あくせくするな!自分を最低の位置に置いて、世界を眺めると、山川草木のすべてのものが先生になり、真実というものを教えてくれる。人生は力まず“大バカ”でいこうやありませんか―。
目次
第1章 大いに嘘はつくがよい―“方便”の使いみち
第2章 人はなぜ生きるのか
第3章 徳を積む・よい縁をつかむ
第4章 助け合う心・分け合う性格をつくる―これからの日本の役割
第5章 真実を正しく見る眼―比叡山の歌
第6章 急がず、ゆっくり生きなさい
第7章 明るく、楽しく、たくましく―日常生活の心得
第8章 “奥ゆかしさ”を知ることの大切さ―東洋と西洋の発想の違い
第9章 家庭は“心を伝え、育てる”道場
第10章 楽しく生きるのが宗教のこころ
終章 人を生かす、自分を生きる―大愚のすすめ
著者等紹介
山田恵諦[ヤマダエタイ]
第253世天台座主。明治28年兵庫県生まれ。5、6歳の時に母に連れられて聖徳太子の寺に詣で、修行者の姿に心を引かれ、仏教に憧れた、という。10歳で得度、16歳の時に比叡山に登る。天台宗西部大学卒業。昭和49年(78歳)、第253世座主に就任。昭和59年(88歳)、中国五台山を巡礼。日本の全宗教が集う日本宗教代表者名誉議長を務め、昭和62年8月の比叡山宗教サミットは同会議が主催。平成6年98歳でご逝去。主著に『品性というもの』(大和出版刊)『慈覚大師』『法草経と伝教大師』『山田恵諦100歳を生きる』他
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