内容説明
歴史をながめてみてわかることは、志がなくなった社会では、それが豊かであっても安定していても、生きがいが見失われるという事実である。生きがいとは、人が志を持ち、その志を実現してゆこうとする努力の過程において、感動的な体験を味わうことだといえよう。その感動が深く大きいほど、生きがい感は充実する。
目次
第1章 人間の品格
第2章 日本人としての行き方
第3章 故郷のない人びと
第4章 日本人を日本人たらしめるもの
第5章 日本文化の根源
第6章 変わるものと変わらないもの
第7章 日本人へのメッセージ