出版社内容情報
暮らしてみたら、ちょっとした「出来事」でも満足できる自分になりました。
イタリア在住20年余りの日伊通訳&コーディネーターが、なんだかんだあっても「人生を楽しめる天才」イタリア人の貴いすべてを明かす。
*************************************
歴史ある街並みや数々の芸術、そしてライフスタイルへの憧れなど、全世界から人気があるイタリア。
アモーレの国、食が豊かな国、陽気でとても楽しそうな国…… そんなイメージを持つ方も多いと思います。(中略)
しかし当然ながら、リアルなイタリア生活は、旅行とはまったく別のものです。
日本での常識が見事に覆され、最初の数年は驚きと戸惑いの連続でした。そんな私をよそにイタリア人は当然ながらマイペース。
いったいどうして、こんな風にいられるんだろう? と、日々翻弄されていたある日のこと、私は、彼らがよく使うフレーズに気づきました。(はじめにより)
第1章 イタリア人の日常 Vita quotidiana
~飽きない毎日がそこにある
1. 意外と朝は早いイタリア人
2. イタリア人なぜこれほどまでにアイロンをかけるのか?
3. 田舎暮らしはお宝がいっぱい
第2章 イタリア人の食生活 Cultura alimentare
~適当とこだわりの両極から生まれる美味しさ
1. 朝ごはんにエスプレッソ、イタリアのバール文化
2. カスタマイズは当たり前
3. 郷土料理に手を加えるな
第3章 イタリア人が愛するもの Sentimento sociale
~大事なものへの果てしなき愛情
1. 家族は心のよりどころ
2. ジジババは育児に大活躍
3. 子どもは皆の宝
第4章 イタリアの愉快な面々 Personaggi fantastici
~味があって憎めないユニークな人々
1. みんなの癒しの車掌さん
2. 捨てる電車あれば拾うバスあり
3. さよなら、メガネのおっちゃん
第5章 イタリアでやっていくための処世術 Arte di arrangiarsi
~うまくいかなくても笑いに変えるスピリット
1. 予定は未定、がうまくいく
2. イタリア人を巻き込むのは吉か凶か?
3. やっぱり人づでが安心で最強
第6章 イタリアで見つけた気負わない生き方 Vivere senza prendersela troppo
~どうせなら人生は楽しんだもの勝ち
1. 自分で選んだことに腹をくくる
2. 適当でも、完璧でなくても、行き当たりばったりでもいい
3. 足りないものは補ってもらおう
内容説明
せっかくなら、「ポジティブ」なことにフォーカスしたほうが面白い―仕事のストレスと向き合っていたり、他者の評価に精神を削られたり、人間関係がうまくいかずに沈みがちだとしたら(←これ、すべて昔の私)、少なくとも「楽しそうに見える」イタリア人から何かヒントが得られるかもしれません。
目次
はじめに 「陽気で楽しそう!」の根底にあるもの
第1章 イタリア人の日常 飽きない毎日がそこにある
第2章 イタリア人の食生活 適当とこだわりの両極から生まれる美味しさ
第3章 イタリア人が愛するもの 大事なものへの果てなき愛情
第4章 イタリアの愉快な面々 味があって憎めないユニークな人々
第5章 イタリアでやっていくための処世術 うまくいかなくても笑いに変えるスピリット
第6章 イタリアで見つけた気負わない生き方 どうせなら人生は楽しんだもの勝ち
おわりに なんだかんだ言っても楽しい毎日
著者等紹介
中山久美子[ナカヤマクミコ]
1972年兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部西洋史学専修卒業。28歳でイタリアに渡り、語学学校とフィレンツェ大学で約2年間の学生生活ののち、現地で結婚。現在はトスカーナ州の田舎でフィレンツェ人の夫と2人の息子と暮らしている。2003年ごろより日本経済新聞社、世界文化社、地球の歩き方などのメディア取材、企業や研究者の視察、各種ビジネス、旅の分野にて、コーディネートから通訳までを一貫して行う。イタリアの旅情報や地域プロモーションなどをウェブメディアに寄稿。2015年にWebサイト「トスカーナ自由自在」を開設。バレーボールライターとしても活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。