内容説明
古来より『碧巌録』とならんで臨済宗で重要視されてきた禅の問題集『無門関』(中国宋代・無門慧開著)を、中国文学者・魚返善雄氏の軽妙洒脱な名訳と、神経症の精神療法を確立した森田正馬の思想をもとにやさしく読み解く。
目次
第1章 自由と差別
第2章 主観と客観の峻別
第3章 主観と客観の一致
第4章 主観と客観の展開
第5章 生き方に関する公案
第6章 無の世界
第7章 森田と公案
第8章 無門関後序
著者等紹介
小林篤生[コバヤシトクオ]
昭和42年、国際基督教大学教養学部(物理)卒業。高校時代より強い神経症に悩み、禅や森田療法によって解決をはかる。昭和53年に独立し、川原強電子研究所設立。機械のマイコン制御を専門として現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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