内容説明
禅の名著、ロングセラーを全面改訂。軽妙な語りに深遠なる仏教が説き明かされる。この書と出会って人生を決めた人は数知れない。生き方に悩む全世代に勧める一冊。
目次
最高の幸福
文化人の宗教
願の話
和の話
武禅一味
少欲と知足
回光返照
食堂の宗教
お袈裟の話
触処生涯随分足
坐禅の本領
修証一如
参禅の秘訣
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryosuke Kojika
7
座禅をすれば、どうなる?悟りを得れるの?とか、頭でごちゃごちゃ考える前に、座って自己をみつけろ。それで、悟れるかどうかなんて私の知ったことか。悟るために座ってるようじゃ、悟れんだろうけどね。もし、自己をみつけられたら、我欲に塗れてるから掃除しろ。見つけるのも、掃除するのも、他の誰でもない己自身だ。と、言われた感じ。ここでも問われる。「食うために働くのか、働くために食うのか」。2020/08/07
無能なガラス屋
3
「願のない者は危険千万な奴です。危険思想は願のない奴です。願なしで、むやみに飯を食うているのは食い潰しです。願なしで子供ばかり製造しているのも食い潰しをこしらえるようなものです。願のない者は人の口車に乗って、どっちへ転がるか分からん。自分の方針のない奴は困ったものです。」2025/04/10
gontoshi
2
再読です。 久しぶりに読むと また違った気づきがありますね。2020/10/03
三上 直樹
2
板橋興宗禅師の「ありがとさん」と一緒に預けられた澤木興道師の「禅談」ですが、戦前の1938年刊行とは思えない迫真の筆力をもって、禅を語り尽くした内容に、ただただ感服。まさに、只管打坐すべしと思うほかありません。 この禅への傾倒を我がものとしていくのが、これから私が往く道です。2018/04/07
烏
1
私の座右の書。座右の書にこれだけ恵まれているのだ。新しい一歩を踏み出そう。 歩歩踏著 緑水青山