内容説明
「必死に生きたいのに、死なねばならぬ」という「絶対矛盾の狭間に生きる自己」をどうするか。この「いのちの根本問題」を、仏教とキリスト教に問い続けて生き抜いた、内山老師の畢生作。拈自己とは「すべてを自己の問題として取り扱う」ということ。
目次
前編(「御いのち抄」のこと;仏教における自己の系譜;現代における拈自己 ほか)
後編(宗教の根本問題;宗教以前と権威づけ;宗教の堕落 ほか)
結着編(来るべき真の宗教時代を開くために;普遍の道;永遠の道 ほか)
著者等紹介
内山興正[ウチヤマコウショウ]
明治45年、東京に生まれる。早稲田大学西洋哲学科を卒業、さらに2年間同大学院に在籍後、宮崎公教神学校教師となる。昭和16年、沢木興道老師について出家得度。以来坐禅修行一筋に生き、昭和40年、沢木老師遷化の後は、安泰寺堂頭として10年間弟子の育成と坐禅の普及に努める。平成10年3月13日、示寂(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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