内容説明
『歎異抄』にはない親鸞・法然の行実に加え、『歎異抄』と同じ逸話を異なる角度から著した『口伝鈔』!そこには別の親鸞像が現れてくる。親鸞の曾孫で本願寺教団の礎を築いた覚如が集めた親鸞の言行録を、丁寧に読み解きつつ真宗の教えを解説。(全原文・現代語訳付)
目次
覚如と『口伝鈔』
『口伝鈔』の構成
第一条・法然の信任
第二条・光明名号の因縁
第三条・無碍の光、無明の闇
第四条・善業と悪業
第五条・自力の修善と他力の仏智
第六条・本尊や聖教は誰のものか
第七条・何故、愚かな者が往生出来るのか
第八条・親鸞と開寿〔ほか〕
著者等紹介
義盛幸規[ヨシモリコウキ]
1972年北海道標津郡中標津町に生まれる。1996年大阪大学経済学部経営学科卒業。2005年大谷大学大学院文学研究科博士後期課程真宗学専攻満期退学。現在、真宗大谷派法薗寺住職。真宗大谷派擬講。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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