内容説明
日蓮宗において法華経とともに大切な聖典とされている「日蓮聖人ご遺文」から25の珠玉の名言を選り抜き、現代語訳を付けて紹介。さらに貧困の幼年期を乗り越えて僧侶となった筆者の、法華信仰による安らぎや母への深い愛情など、感動的な体験談もまじえ、やさしく読み解く。
目次
はじめに―日蓮聖人ご遺文について
第1章 真実に生きるためのことば(まず臨終のことを習うべし(『妙法尼御前御返事』より)
汝、信仰の寸心を改めて、実乗の一善に帰せよ(『立正安国論』より) ほか)
第2章 心が温かくなることば(冬は必ず春となる(『妙一尼御返事』より)
明かなること日月にすぎんや浄きこと蓮華にまさるべきや(『四条金吾女房御書』より) ほか)
第3章 慈愛にあふれたことば(口によめども心によまず心によめども身によまず(『土篭御書』より)
病は仏の御はからいか病によりて道心おこり候か(『妙心尼御前御返事』より) ほか)
第4章 勇気をもらえることば(日本国に、第一に富める者は日蓮なるべし(『開目抄』より)
在世の月は今も月むかしの功徳は今の功徳なり(『南条殿御返事』より) ほか)
著者等紹介
菅野日彰[カンノニッショウ]
旧名・菅野啓淳(けいじゅん)。昭和12年(1937)、北海道礼文島生まれ。12歳で小樽市の日蓮宗妙龍寺にて出家得度。立正大学卒業。日蓮宗専任布教師として日本各地への伝道に従事した後、昭和42年(1967)大荒行成満。昭和44年(1969)大本山池上本門寺布教部奉職。昭和48年(1973)に日蓮宗宗立谷中学寮寮監に就任、同時に設立寺院である浄延院の院代を経て住職に就任。以後、約30年にわたって若き日蓮宗僧侶の育成の任に当たる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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