内容説明
末法の時代を生きる人々を救う「究極の本尊」とは。日蓮聖人の数ある著作の中で、「根本の書」として重視される『観心本尊抄』。そこに説かれる法華経の核心「一念三千の法門」や「本仏・釈尊」などの教えを、日蓮教学の第一人者が、ていねいに分かりやすく解説。『観心本尊抄』全原文(読み下し)付き。
目次
日蓮聖人の思想と生涯
『観心本尊抄副状』について
題号と撰号
『摩訶止観』の引用
三十番問答と全体の構成について
天台大師鑽仰
難信難解の法門
法華経の十界互具とは
凡夫の心と仏界をめぐる問答
「凡夫の己心に仏界を具える」とは〔ほか〕
著者等紹介
北川前肇[キタガワゼンチョウ]
昭和22年(1947)福岡県生まれ。昭和46年3月立正大学仏教学部宗学科卒業。昭和51年3月同大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。昭和48年四條学術奨励賞、昭和56年日本印度学仏教学会賞、昭和62年望月賞などを受賞。現在、立正大学仏教学部長。東京都世田谷区日蓮宗妙揚寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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