内容説明
無我とは何か?縁起とは、空とは…釈尊の説いた三法印などの基本思想はもちろん、心と物質の分析を説くアビダルマ・唯識、中道を説く般若思想などを網羅。さらに現代において、それらをどのように活かすかを詳述!難解な仏教哲学を平易に解き明かす、最良の書。
目次
第1章 仏教の基本的思想(我の否定;因果法則の重視 ほか)
第2章 部派仏教の思想(こころの分析―アビダルマ思想1;物質の分析―アビダルマ思想2)
第3章 大乗仏教の思想(飽くことなき否定の運動―般若思想;一大唯心論の出現―唯識思想)
第4章 仏教思想の現代的意義(無我・縁起・菩薩の教えに学ぶ)
著者等紹介
横山紘一[ヨコヤマコウイツ]
1940年福岡県生まれ。1964年東京大学農学部水産学科卒業。1967年東京大学文学部印度哲学科卒業。1974年東京大学大学院印度哲学博士課程修了。その後、東京大学文学部助手、立教大学文学部教授を経て、立教大学名誉教授。『唯識・仏教辞典』を執筆中。鹿島神流師範(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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