正法眼蔵―ありのままを生きる 現成公案の巻

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784804612225
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0015

内容説明

仏道をならふといふは、自己をならふなり。自己をならふといふは、自己をわするるなり。…多くの人々の心をとらえた「現成公案」のこの名句は、無我な人になる修行の道理を説く。その道理を懇切丁寧に、かつ痛快に説き示して修行者の迷いを払拭する大本山永平寺「眼蔵会」の提唱録。原題『安心して悩め』に詳細な補注を加え、一新して再刊行。

目次

義雲の頌著
面山の述賛
現成公案
諸法の仏法なる時節
万法ともにわれにあらざる時節
仏道もとより豊倹より跳出せるゆゑに
自己をはこびて万法を修証するを
迷を大悟するは諸仏なり
諸仏のまさしく諸仏なるときは
身心を挙して色を見取し〔ほか〕

著者等紹介

酒井得元[サカイトクゲン]
明治45年、名古屋市に生まれる。昭和10年駒沢大学仏教学科卒業。同11年、京都紫竹林学堂に入り、京都大学文学部哲学科専科に3年間在学。同14年春、大本山総持寺に安居、後堂であった沢木興道老師に遭う。同年秋、大本山永平寺安居。同16年、沢木老師の天曉禅苑(栃木県・大中寺。19年10月解散)に入り、以後沢木老師に師事。昭和24年より62年まで駒沢大学に奉職。文学博士・名誉教授。32年、金沢市・大乗寺に宗立僧堂が開かれ、沢木老師と共に雲水を指導(37年閉単)。52年より62年まで大本山永平寺眼蔵会講師。平成8年11月22日遷化。84歳
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感想・レビュー

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ブルーローズ

3
2月6日読了。こっちは禅・座禅の中で理解していこうという趣旨の本。そのため、違うアプローチの本や考えを批判するくだりもある。自分、というのはそのときだけの意識、という視点はなかなか。 本物を読むのは、やはり手ごわそうです。2012/02/20

yukioninaite

1
座禅は、個人の満足やら効果やらを追及するものではない。効果やら満足のためにするのでは自我をより大きくするだけだ。そういう満足に酔っ払い、さらにその魅力に夢中になっていることを修行であると勘違いしている。「個人持ち」という自我を払拭する不染汚の修行が座禅だ、という風に私には読めました。2015/05/13

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