内容説明
見失った牛を探し求める牛飼いのように真の自己を求めて挫折・転換・精進・飛躍…、禅の道を歩む者の道しるべ「十牛図」を、哲学者で禅の居士でもある著者が思索と研鑽を通して語る。
目次
十牛図を歩む(歩み始める前に;牛を探し求める「尋牛」;牛の足跡を見る「見跡」;牛を見る「見牛」 ほか)
坐禅と参禅(実存的に坐り込む;姿勢―生き方・あり方の具体性;坐禅の姿勢と数息観;「我」から離れること ほか)
参禅記
著者等紹介
上田閑照[ウエダシズテル]
1926年東京に生まれる。1949年京都大学文学部哲学科卒(宗教学専攻)。1959年9月より1963年3月までドイツ・マールブルク大学に留学。1963年Dr.Phil.(マールブルク大学)、1976年文学博士(京都大学)。1964年京都大学助教授、1972年同教授。現在、京都大学名誉教授。研究領域は宗教哲学、人間存在論、ドイツ神秘主義、ドイツ近代・現代哲学、近代日本哲学(西田哲学および京都学派の哲学)
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感想・レビュー
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hizumi
1
心身もろともがそれ自体で宇宙への問いであるとして、「実存的に坐りこむ」という表現がよかった。宇宙の発現形態のひとつのかたちである「このわたし」のふしぎさに絶句するところに全ての始まりがあるような2022/03/04
0363
1
「禅宗四部録」のひとつでもある十牛図をひとつひとつ丹念に読み解いた本書。読み終えて、十牛図は「人生を歩むための地図」ではないかと感じた。じっくり時間をかけてひとつひとつの図を味わいたい一冊です。2010/03/09
春風ヒロ
0
真の自己、悟りを得る道程を十の段階に分けて示した、禅宗の「十牛図」。その段階を一つずつ丁寧に読み解き、解説したもの。段階を進むにつれて内容は高次なものになっていくが、「なるほど!」と思わされる内容も多く、非常に参考になった。2018/06/13




