正法眼蔵随聞記に学ぶ―若き道元のことば

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784804611884
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0015

内容説明

真に生きるとは、人間とは、仏道とは、坐禅とは!道元禅師の折にふれての教えを、その門弟が筆録した『随聞記』には道元の肉声が聞こえる。道元禅師の禅、沢木興道老師の教えをひとすじに伝え、宗教を超えて、多くの人々から求められ、慕われた著者の「NHK・こころをよむ」の名講話をここに再現。

目次

無常の世
人間の誠
求道の純
参学の要
利鈍の別
教導の実
無心の姿
無限の行
孝養の真
古徳の心
学道の極
仏道の願
真実の光

著者等紹介

鈴木格禅[スズキカクゼン]
大正15年愛知県に生まれる。昭和21年出家得度。昭和28年駒沢大学仏教学部卒業。昭和37年駒沢大学兼任講師。以後、助教授・教授を歴任。この間より各地で参禅指導にあたる。平成元年駒沢大学禅研究所所長。平成3年この年より永平寺東京別院にて眼蔵会講師を務める。平成9年駒沢大学を定年退職。平成10年この年より永平寺にて眼蔵会講師を務める。平成11年遷化(72歳)
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感想・レビュー

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Masashi Onishi

1
年少の頃母が大拙の仏典解説をよく読んでいた。いかにも抹香臭いなと、若年特有の理屈なき観念的反発を感じたのは、なにも自分だけではないだろう。歳月は流れ、己もその頃の母と変わらぬ年齢になりつつある近景に映るは、心身勝れぬ我が身。読書はより内的傾向に鋭く傾斜していく中、苦吟の根本はどうやら自我という奴にあるらしいと知る。本邦仏典の解説書は初読。道元の言葉として伝えられる随聞記を著者流の解釈で説法してもらう。自我を滅せよと言うは易いがこれ程困難なことはない。そこで「気づき」と「調伏」が要となるのだが。実践である。2019/05/16

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