内容説明
「とても地獄は一定すみかぞかし」「善人なほもって往生をとぐ、いはんや悪人をや」この恐るべき言葉に秘められた真実のこころとは…。多くの人々の生き方を変えてきた東洋の聖書『歎異抄』理解の決定版。
目次
1 親鸞さんの言葉と教えに学ぶ―前半の十章(なぜ『歎異抄』か;閉ざされた信の危うさ(序章)
いのちへの深き呼びかけ(第一章) ほか)
2 誤り(異義)から正しさを学ぶ―後半の八章(教えと念仏は一枚のもの(第十一章)
人間をいかす学問を(第十二章)
自分の思い通りになる人生か(第十三章) ほか)
3 『歎異抄』原文&現代語訳
著者等紹介
山崎龍明[ヤマザキリュウミョウ]
1943年、東京に生まれる。龍谷大学大学院修了、龍谷大学講師、西本願寺教学本部講師、朝日カルチャーセンター講師、NHK文化センター講師等を経て、現在、武蔵野女子大学教授、駒沢大学講師、東京仏教学院講師、本願寺派法善寺住職(自坊にて親鸞法話会を毎月二回開催)。オウム事件などへの鋭い発言は、高い評価をうけている
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