内容説明
「食」と「こころ」と「仏教」の結びつきを解き、千数百年語り伝えられた『精進料理』を作る。やさしい精進料理の作り方五十点を、イラストで紹介。
目次
第１章 仏教と食事
第２章 食と心と体の関係―真の癒しとはなにか
第３章 典座の点景―精進料理考
第４章 精進料理の作り方・味わい方
第５章 僧堂の食事
第６章 食のことわざ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どぶねずみ
28
ずっと精進料理って質素で粗食だと思っていたが、これは大きな誤解。粗食というよりは素食と言い換えられる。昔ながらの素材で素の味を楽しみ、素材の味を残していただくお命を一番良い状態でちょうだいするのが精進料理。飲食の乱れは心の乱れというが、この奥深さが心を癒してくれる。精進料理の歴史や作法、仏教についての教えにも触れ、とても極端だけど、出家したくもなった。精進料理の店、コースでかなり高いけど一度で良いから行ってみたい。2018/05/26
