内容説明
『法華経』のエッセンスである「如来寿量品」を『法華経』全編ないしは仏教全体の思想と関連づけながら、だれにでも理解できるよう難解な仏教用語に現代語訳を施すことに最大の努力を傾注した、著者50年の研鑽の成果。
目次
宗教の三つのタイプ
なぜ、何を、どう信ずるか
仏さまのいろいろ
「開顕」という考え方
「信解」ということ
五百塵点劫の譬え
三身即一の仏さま
主・師・親の三徳
五つのものの見方
空・仮・中の三諦
天台大師の教判
日蓮聖人の教判
「六或示現」の広大な教え
「六句知見」の玄妙な教え
仏法の不可思議
滅度も教化の方便
良医と狂子の譬え
自我偈の大意