内容説明
1970年代から90年代、高度経済成長の直前もしくは途上にあったシンガポール、マレーシア、フィリピン、タイの華人社会、さらには台湾、中国本土までをも実地調査し、童〓と呼ばれるシャーマンの実像に迫った、現在では得がたい貴重な記録と、その分析の集大成。
目次
華人社会の宗教
第1部 国別に見る華人社会の庶民宗教(シンガポール編;マレーシア編;フィリピン編;タイ編;台湾編;中国本土編)
第2部 童〓信仰の多様性の底にある普遍性(東南アジア華人社会における童〓信仰のヴァリエーション考;華人社会の安全弁としての神教;“神”という形に宿る“力”―童〓信仰の特質について)
著者等紹介
佐々木宏幹[ササキコウカン]
1930年宮城県生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)大学院博士課程修了。現在、駒沢大学名誉教授、文学博士。専門は宗教人類学・宗教文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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