内容説明
多様な日本文化を仏教という一筋から眺める初めての試み。本書は、日本の仏教文化を特化して記述するのではなく、日本文化の形成を考えるとき、外来思想であるはずの仏教がどのような働きをしてきたかを論じたものである。
目次
序 仏教伝来以前の文化
第1章 中国朝鮮の影響下の仏教文化
第2章 南都の学問仏教と民衆の文化
第3章 日本独自の文化形成と仏教観
第4章 中世の仏教信仰の確立と変容
第5章 近世と近代の社会文化と仏教
結 現代社会と仏教文化
著者等紹介
袴谷憲昭[ハカマヤノリアキ]
1943年12月25日北海道根室市に生まれる。1966年駒沢大学仏教学部仏教学科卒業。1969年東京大学大学院修士課程(印度哲学)修了。駒沢短期大学仏教科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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