目次
第1章 気ままなサル論
第2章 神になったサル
第3章 ヒトとサル
第4章 アメリカの動物園とサルたち
第5章 ヨーロッパの動物園とサルたち
第6章 日本の動物園とサルたち
第7章 サルの博物館
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えみ
57
幼い頃に『さるかに合戦』を読んでもらってから、サルは狡賢く卑しい生き物。何となくそんなイメージを持ち続けていた。一方で同じ昔話の『桃太郎』では勇敢に鬼と戦う勇ましい姿があり、日光東照宮のサルの彫刻にいたっては愛嬌があって、人間くさい。大人になってから興味を持った鳥獣戯画には蛙と兎に追いかけられたり、体を洗ってもらっていたりと様々な場面でサルが登場する。やはり昔から人はサルを意識しながら暮らしていたんだと思った。そんなサルを様々な視点から紹介したのがこの本。興味深いサル論はこれからのサル観察に役立ちそう!2022/05/01