内容説明
瑞々しい初期作品を経て、人間存在の深淵に迫る栗木京子の短歌。その着想は宇宙的スケールにまで発展、近年は鋭い社会詠を通して、読者に自己の存在のあり方を問いかけている。つとに知られている“喩”をはじめ、栗木作品の魅力を余すところなく伝える、同世代短歌作者による初の本格歌論集。
目次
はじめに 栗木京子の吸引力
第1章 「二十歳の譜」から『水惑星』へ―初期作品の力
第2章 『中庭』の世界―平穏への希求
第3章 『綺羅』の飛翔―比喩の深化
第4章 『万葉の月』の自在さ―ダイナミックな展開
第5章 『夏のうしろ』の発展―社会詠と日常詠の深化
第6章 『けむり水晶』の達成―茫洋として清冽
著者等紹介
佐田公子[サタキミコ]
昭和27年9月埼玉県生まれ。昭和45年「覇王樹」入社。昭和46年跡見学園高等学校卒業。昭和56年日本女子大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期修了中古文学専攻。共著『類聚国史索引』『一冊の講座古今和歌集』『王朝日記の新研究』など『古今集』関連の論文多数。平成4年歌集『鏡の風景』(東京四季出版)。平成16年歌集『ももか』(文芸社)(ペンネーム小町ももか)。平成19年歌集『過去世のかけら』(短歌新聞社)。平成20年4月頃『古今集の桜と紅葉』刊行予定(笠間書院)。現在、「覇王樹」同人、運営委員。日本歌人クラブ、埼玉県歌人会、日本短歌協会、和歌文学会・中古文学会・和漢比較文学会などの会員。東洋学園大学非常勤講師、慈恵柏看護専門学校講師など。志木市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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