感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あや
13
私が20代の頃、岡井隆さんは角川短歌賞の選考委員であった。岡井隆さんは日経歌壇の選者でもあった。岡井さんに褒められたくて私は岡井さんが選者を務めた結社で今短歌を詠んでいる。岡井さんの人生は山あり谷ありだ。故人のプライバシーを詮索することほどゲスなことはない。岡井隆さんが亡くなられて、私は自分の短歌の「物差し」を喪ったような気持ちになった。あらためて遺された歌集を繰り返し読むことで自分の短歌の「指針」となった岡井隆さんに褒められたい歌をこれからも詠んでいきたい。2025/11/14
夏野菜
3
本年一発目。岡井隆の歌集は始めて。当然うまいんだけど、思った以上に安定していて、ほんのり温かい。「今日一日南の風をよろこびし緋鯉真鯉をひきおろしたり」、「様式の水をくぐりて詩は生るる着流しのわれ胡座のわれに」、「生くるとは他者を撓めて生くるとや天は雲雀をちりばめたれど」2014/01/02
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