出版社内容情報
小説家である古賀拓哉は、モデルで女優の岩下すみれが亡くなったことを契機に、異父妹である彼女についての小説を書き始める。小説を書き進めるうちに、彼の記憶は不確かな嘘によって上書きされてゆく──表題作「すみれにはおばけが見えた」他、現実世界を物語に仮託し、その世界の主人公であると信じ込む男・大吾郎の暴走を描く「スーパーラヴドゥーイット」。そして書下ろし短篇「ときめいて、花畑先生」の3篇を収録。
【目次】
すみれにはおばけが見えた
スーパーラヴドゥーイット
ときめいて、花畑先生
内容説明
モデルで女優の異父妹”すみれ”を題材にした小説が、次第に現実を飲み込んでいくさまを描いた表題作ほか、自意識と文体が暴走するメタフィクション小説「スーパーラヴドゥーイット」、SNS時代の匿名性が孕む狂気が増幅する書下ろし短篇「ときめいて、花畑先生」を収録。現実世界と物語の虚実皮膜を縦横に行き来し、独自の作品空間を創出する著者の最新の境地!
著者等紹介
鴻池留衣[コウノイケルイ]
小説家。1987年生まれ。埼玉県出身。2016年、「二人組み」で新潮新人賞を受賞しデビュー。2018年、「ジャップ・ン・ロール・ヒーロー」で第160回芥川龍之介賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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