阿佐田哲也はこう読め!

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阿佐田哲也はこう読め!

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  • サイズ B40判/ページ数 208p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784803803822
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

読んでから読むか、読む前に読むか。エンターテインメント小説の世界に「麻雀小説」という新たな分野を開拓した阿佐田哲也の全作品を徹底的に論じた“阿佐田哲也論”の決定版!

目次

第1章 『麻雀放浪記』はこう読め!(生き方としての「麻雀放浪記」―「青春篇」「風雲篇」;“苛立ち”と“優しさ”―「激闘篇」「番外篇」 ほか)
第2章 その後の「ドサ健」と「坊や哲」(驚きの『ドサ健ばくち地獄』;阿佐田哲也の模索)
第3章 ヒリヒリする博打小説からユーモア・ピカレスクへ(麻雀と手ホンビキとギャンブル小説;ユーモア・ピカレスクの誕生 ほか)
第4章 やみつきになる!阿佐田哲也の短編小説(阿佐田哲也の短編小説から二十七編を選ぶ;初期短編小説の面白さ)
第5章 阿佐田哲也あれこれ(「色川武大・阿佐田哲也」の原点;阿佐田哲也の神髄、ここにあり! ほか)

著者等紹介

北上次郎[キタカミジロウ]
1946年、東京生まれ。明治大学文学部卒業。エッセイスト、文芸評論家、編集者。ジャンルごとに異なるペンネームを使用。私小説の目黒考二、ミステリー評論家の北上次郎、競馬評論家の藤代三郎(ふじしろさぶろう)など。2000年まで「本の雑誌」の発行人を務める。2011年「椎名誠旅する文学館」の名誉館長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

34
2021年刊。著者は昨年他界された。本書は阿佐田哲也の小説群を詳細に、とても面白く語っている。ギャンブルをする者の心理を臨場感たっぷりに描いた作品が多い。私も昔読んだし、最近『麻雀放浪記』を再読し、改めて傑作だと思った。ギャンブルは行き詰まりや焦りからの逃避である事が多い気がする。私は過去に2百万ほどスったが、阿佐田作品もその頃読んで共感した。全てを賭けてのめり込む登場人物と、自分の暗い心境がシンクロしていたと思う。阿佐田氏はじつに落伍者の心理を知り抜いている。あのヒリヒリした感触を、作品で思い出したい。2024/08/12

原玉幸子

18
私にとって麻雀は「麻雀は人生の一部ではない、人生が麻雀の一部である」や「あぁ、麻雀になりたい」のフレーズそのもので、本書表題から、感動の『麻雀放浪記』の深い考察か、と期待したのですが、阿佐田哲也全集の分類と其々の著者の感想との印象で、嫌いも貶しもしませんが、「本書を読むより、未読の作品を読むか、感動した作品を読み直す方が有意義だったろうな」でした。(●2021年・冬)2022/01/07

緋莢

13
図書館本。福武書店と、小学館版電子全集に著者が寄せた解説をまとめ、加筆した本とのこと。『麻雀放浪記』は勿論知っていますが、未読(ただし、漫画『哲也-雀聖と呼ばれた男』は読んでいました)坪内祐三『文庫本玉手箱』で知った『天和をつくれ』(結城信孝編。小学館文庫)を読んだのを 機に、他の作品はどうなんだろう?と、北上さんが書いているこの本を手に取りました(続く2024/06/11

imagine

6
1991~93年に刊行された全集と、その電子版(2019~21年)の解説をまとめた一冊。競馬においては他を圧倒する執筆量を誇る著者だけに、阿佐田哲也へのリスペクトと読み解きは完璧。阿佐田作品の原点である「博打は認識の遊び」という点を、『狂人日記』のモチーフとなったエピソードと共に押さえている点はさすが。『これがオレの麻雀』をベスト1作品と位置付けて、心理戦を重視した解説は流局の回の方が面白い、とする主張にも首肯する。巻末の単行本一覧も有り難く、阿佐田作品を再読したくなった。2021/08/01

てらさか

1
全集で読んだ解説じゃないか!と気づいて、ちょっと読んで損した気分になってしまいました。2023/01/27

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