内容説明
この人のことを語るとき、なぜ誰もが微笑むのだろう。六十年の人生を、ひとの何倍も生き抜いた“最後の無頼派”の実相を、いま改めて知る。三十三回忌、33人が語る33色の色川武大。
目次
たぐい稀なやさしい人(大原富枝)
色川さんのホスピタリティー(長部日出雄)
分身の話(種村季弘)
わからない(田中小実昌)
ジャズに乗って風になった男(中山あい子)
麻雀小説誕生の頃(柳橋史)
大きな親友阿佐田哲也(畑正憲)
麻雀新選組のこと(福地泡介)
あの時代(山田洋次)
ユニークな映画ファン、音楽通だった色川さんの想い出(野口久光)〔ほか〕