出版社内容情報
夭逝した天才作家が若者たちへ遺した生涯一度切りのスピーチ。スティーブ・ジョブズを凌いで全米第一位に選ばれた珠玉のメッセージ。 副題:思いやりのある生きかたについて大切な機会に少し考えてみたこと
卒業式スピーチとしては、2005年にスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学で行なったもの(「ハングリーであれ、愚直であれ」)が有名だが、同じ年にケニオン大学で負けず劣らぬ名スピーチをしたデヴィッド・フォスター・ウォレスという作家がいた。
本書はそのスピーチ「これは水です」の完訳版である。作家としてはポストモダン文学の旗手として、アメリカの若者を中心にカルト的ともいえる人気を博しつつ、46年という短い生涯を自らの手で閉じてしまったウォレスだが、「考える方法を学ぶ」ことが人生にとってどれほど重要かを、平明かつしなやかな言葉で語った本スピーチは、時代を超えて読む者の心に深く残る。
これは水です
〈訳者解説〉「蒼白の王」のグッド・バイ
訳注
校訂
デビット・フォスター・ウォレス[]
著・文・その他
阿部 重夫[アベ シゲオ]
翻訳
内容説明
夭逝した天才ポストモダン作家が若者たちに遺した珠玉のメッセージ!
著者等紹介
ウォレス,デヴィッド・フォスター[ウォレス,デヴィッドフォスター] [Wallace,David Foster]
1962~2008。作家。イリノイ州で育ち、少年時代はテニス選手。アムハースト大学で様相論理と数学を専攻、25歳で書いた処女長編『システムの箒』で作家デビューする。アリゾナ大学創作学科で修士課程を修了、ハーヴァード大学哲学科に移るが、鬱病で中退。詩人兼作家メアリー・カーとの恋愛を経て、95年に1076ページの長編『無限の道化』を完成させた。未完の長編『蒼白の王』を残して自殺した
阿部重夫[アベシゲオ]
1948~。調査報道記者。東京生まれ、1973年、東京大学文学部社会学科卒。日本経済新聞社に入社し、社会部、整理部、金融部、証券部、論説委員兼編集委員を経て95年にロンドン総局駐在。98年に退社し英国ケンブリッジ大学客員研究員としてイラク大量破壊兵器問題を研究した。99年から月刊誌「選択」編集長、2006年に月刊誌FACTAを創刊した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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