内容説明
古事記・日本書紀による歴史の隠蔽を告発するために編まれた歌集…それが万葉集だった!なぜ第一番歌だけが三百年前の雄略歌なのか。人麻呂はなぜ非業の死を遂げなければならなかったのか。家持はなぜ死後に身分を剥奪されたのか。―消された古代史が、いま甦る!
目次
そらみつ大和の国
第1部 さまざまな歌から(そらみつの歌;あきづしま大和の国;しきしま大和の国;大伴家持・歌日記が語る素顔;三輪山へ捧ぐ ほか)
第2部 柿本人麻呂の生と死(日並皇子挽歌;巻向の歌;〓旅の歌;人麻呂と月人壮子;月照寺の船乗十一面観音 ほか)
著者等紹介
小椋一葉[オグラカズハ]
1942年、岐阜市生れ。京都大学大学院修士課程修了。愛知県立大学助手を経て古代史研究に専念。民間伝承や神社分布、祭神の分析等から古代史の謎に迫る斬新な方法で、黎明期の歴史の暗部に新たな光を当てたシリーズ“伝承が語る古代史”で脚光を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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