感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
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誰もが納得するようなテロの定義を定めることは難しい(1頁)。テロとは暴力の本質(17頁~)。フランス革命(1789)後の恐怖政治を起源とするが、本書のテロは違うという。高学歴の若者の政治運動への参加(33頁~)。オウム真理教も理系大学院のエリートにサリンを作らせたという経緯もあった。エジプトのターイファ・マンスーラ(勝利集団)はカイロの学生で、イラク問題やパレスチナ問題に敏感に反応、過激化していったという(33頁~)。マドラサ:法学を始めとするイスラム諸学を寄宿制にする学習する伝統的な教育組織。2015/10/31