目次
川路利良、『警察手眼』刊行まで
行政警察ハ豫防ヲ以テ本質トス
警察ハ内部ヲ補フ藥餌也
一國ハ一家也政府ハ父母也人民ハ子也警察ハ其保傳也
國家ハ無形ノ一人也不逞兇惡ノ徒ハ其病患也
警察官ハ威信ナクンバアル可ラズ
各人皆自主自立ヲ目的トシ人ノ權利ヲ妨ルヲ得ズ
上官ハ父兄也屬僚ハ子弟也
己が失體ハ上官ノ失體也上官ノ失體ハ己レノ失體也
聲無キニ聞キ形無キニ見ル
人ト為リヲ知ル事
世ニ兇悪ノ徒ナキヲ得ズ
著者等紹介
久野猛[ヒサノタケシ]
昭和12(1937)年生まれ、鹿児島県出身。東京大学理学部地学科卒業。東京都立大学附属高校教諭、都立北園高減教頭、東京都教育委員会人事部管理主事、都立足立高校及び都立日比谷高校校長など東京都の高等学校教育に携わり、また平成5年度から9年度まで東京都ならびに全国高等学校体育連盟会長を兼ねた。その後、平成17年3月までの6年間、警視庁教育参与を務めた。昭和52(1977)年、小説「狂いだすのは三月」で文藝賞(河出書房新社―ペンネームは松崎陽平―)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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