内容説明
すでに高齢者は新しい形態に備え始めている。テレビ番組に登場するシルバーたちを分析し、昭和史におけるシルバー世代の軌跡をたどりつつ、最も多数を占めるこれからの中流シルバーの新しい局面に迫る。
目次
はじめに―〈老年〉誕生の時代
第1章 ウォッチング・ザ・デレビ番組(欧米の在宅ケアは、いま;海を越えて翔ぶ男たちの肖像;ある老作家夫婦の終末期 ほか)
第2章 昭和史の中のシルバー世代(二千5百年つづいた?「人生五十年」;楽隠居が理想だった?戦前の人びと;ゆれうごく老親扶養の意識 ほか)
第3章 中流シルバーの光と影(下流意識の強まるシルバー・ステージ;収入と支出の平均像―ヤング・オールドとオールド・オールド ほか)
第4章 新しい可能性との出会い(シルバー・ライフの構造;「新しい自分」のコアを考える)