内容説明
本書は世界的な安全保障環境の変化を念頭に置き、これまでの国際関係論の学問体系やその手法を基礎に21世紀に向けての新しい国際政治関係論を展開、安全保障、防衛という実学を背景に据えて、これから国際政治、国際関係論を学ぼうとする大学高学年用の講義に資するため、平易でしかも時々の情勢に大きく左右されない基本的内容を盛り込んでいる。また一般読者にとっても、これからの安全保障からみたわが国の国際的立場を正確に認識し、国際社会に通用する常識と今後とも増大する国際貢献への新たなヒントが得られるよう配慮した。
目次
第1章 国際政治関係論の原理と構造
第2章 国家と国際社会
第3章 国家政策と国家戦略
第4章 国際紛争とその解決
第5章 南北問題と資源戦略
第6章 海洋開発と200カイリ問題
第7章 地域研究
第8章 安全保障の国際比較
第9章 我が国を取り巻く安全保障
著者等紹介
高山雅司[タカヤママサジ]
1935年生まれ、広島県出身、防衛大学校(電気工学)卒業(第1期)、海上自衛隊艦艇勤務、米海軍兵学校交換教官、おおい艦長、幹部学校教官、自衛隊山口地方連絡部長、海上幕僚監部調査第2課長、第36護衛隊司令、横須賀地方総監部防衛部長、幹部学校研究部長、第2掃海隊群司令、防衛大学校教授、阪神基地隊司令等歴任、退官、海将補
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