内容説明
本書は、ミルトンの代表作である『失楽園』の詩の背景としての神学思想を論じたものである。
目次
1 神の御姿―『失楽園』の至福直観について
2 ミルトンの理性再考―『失楽園』を中心に
3 ミルトンの自由意志再考―『失楽園』を中心に
4 ミルトンの聖霊観‐その終末論的側面―『キリスト教教義論』と『失楽園』を中心に
5 ミルトンの天使再考―『失楽園』を中心に
6 “Il Penseroso”の背景
7 “Il Penseroso”の背景再考―ミルトンとネオプラトニズムの一側面
8 『復楽園』における悪魔再考
付録 『失楽園』の素材―‘Genesis B’との関係
著者等紹介
白鳥正孝[シラトリマサタカ]
1940年東京上野に生まれる。1964年立教大学文学部卒業。1971年立教大学大学院博士課程修了。1977年イギリス、エクセター大学留学。1998年9月~1999年9月イギリス、エセックス大学にて研修。著作に『ミルトン研究ノート』(鷹書房弓プレス、1979)『イギリス・アメリカ もの知り百科事典』(日本英語教育協会、1984)共著。現在、独協大学教授
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