内容説明
新らしくて古い東京再発見。「省線」の頃から、東京のどまん中をグルリとまわっていることで親しまれてきた山手線を各駅停車でルポして、その昔は「御府内」と周辺の村々だった、大江戸の歴史の厚みを懐古する。
目次
東京駅―国特別史跡江戸城跡を歩く
神田駅―職人と武芸者の町
秋葉原駅―宗俊と平次と長島茂雄
御徒町駅―江戸宝くじ抽選会場、湯島天神
上野駅―歴史の生き証人寛永寺
鶯谷駅―国の重文、将軍たちの霊廟〔ほか〕
感想・レビュー
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rbyawa
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b096、前に読んだ同じシリーズ(都電荒川線)だと一部とはいえ路線の事情とか説明されていたように思うのですが、ただ、そちらの本でも駅の様子とかはなくて主に興味は沿線についてで。この本に至っては「山手線を使って効率的に史跡巡りw」という風情でした、中身渋いんだけど要するにあれですね、ガイドブックだなこれw ただ、さすがに結構な広域になっているために他の駅で紹介した史跡のエピソードが別の駅でつながったり、ということもたまにあったりも。んー、山手線の駅にでもこんなものが残ってるよ、という観点で見ると楽しいかな?2011/12/28