内容説明
1990年代の国際情勢は、以前のような東西対決の図式で把握することは困難となっている。こうした状況の中では、進行中の粉争だけでなく、その根底にある問題を理解することが必要であり、それが新たな視点となる。1990年代の国境紛争・民族問題、流血、暴動等、新たな火薬庫地図を全網羅、今後の情勢変化を探る。荒れ狂うテロと粉争最前線からの緊急レポート。
目次
第1章 中ソ和解後のアジアの情勢の変動
第2章 EC統合後の欧州情勢とバルセロナ五輪の危険な構造
第3章 ソ連各地で噴火する民族問題
第4章 イスラム地域は世界の火薬庫
第5章 秘境で燃え続ける紛争の火種
第6章 国際化の中での日本の安全とは